ククサ制作第2弾

前回はトドマツのククサ、今回はカラマツのククサを制作しました。

トドマツに比べると硬いカラマツ。木目の入り方もトドマツとは異なったものになっていたので、少しばかりゴツゴツした感じで作りました。


トドマツの上品さとは違い、赤みの強いカラマツはどことなく荒々しさを感じる。カラマツは住宅で使われることも多くなってきていますが、壁材だと「これでもか」と押し付けられるぐらいの圧迫感を覚える。

住まいに木をふんだんに使うことも大切でしょうが、少し控えめに木を見せるやり方のほうが押し付け感がなくリラックスできるかな。あくまでも自分が思うところですが。

その点、木を使った食器類は押し付け感がなく、変化をもたらすことが出来ますからね。


木を使うことだけを意識し過ぎると、安堵感を求めるよりも義務感が強くなってしまう気がします。

あくまでも木材が生活にどれだけ密着できるかは、控えめの中から始めてゆくのが良いのではないというのが持論。


ククサで飲むコーヒー

少しだけでも慌ただしさから解放され、思い描く森の姿が見えてくる、なんていうゆったりと時が流れる時代が来て欲しいものです。

ようてい木育倶楽部

五感を使って、気付き、そして考える、豊かな人間性を育む「人づくり」、 森や木のことを学び、理解してもらいながら森林を維持する「社会づくり」を推し進めるのが木育の姿。 森や木を通して、持続可能な社会づくりに向けたお手伝いをすることが当倶楽部の仕事です。

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