「木の葉のパズル」が求めているもの

木の葉のパズルがデビューして1年。まだまだ体験していただいている方は多いとは言えませんが、少しずつですが増えてきていると感じています。

見た目は簡単そうなパズルも奥が深いパズル。それは自ら答えを工夫し探す点にあるでしょう。


今の社会は依存、そして排除という図式が増えてきているような気がする。枠組みはどんどん狭められ、それからはみ出したものを救うことなく、枠の中に嵌っている者だけを優先に社会が形成されてきてはいないか。

SDG'sを推進しているといっても現実はどうなんだろうという疑問は浮かんでくる。例え、表面ばかり繕っても、「人」として形成されていなければ、いずれは崩壊してしまうのではないかという危険があると思います。


枠組みが狭くなればなればなるほど、身動きが取りづらくなり、はみ出してしまうものがどうしても出てしまう。

「木の葉のパズル」はまさにその姿を現しています。

大小さまざまなピースを如何にして枠の中に収めるか。枠が大きいと収めるのは容易いが、小さくなればなるほど収めづらくなる。

はみ出したものが形を変えればこの枠に収まることは出来るが、それを要求してはいけないこと。お互いのバランスを考え、はみ出したものをきちんと収めることが重要なことでしょう。

このパズルは、考える力を養いながら、想像力、洞察力や集中力など様々な力を身に付け、豊かな人間性を育んで欲しいという願いも込めている。

遊びから始まる排除しないことの美しさ。収まった姿が如何に美しいか。


今の社会の方向性に不安を感じずにはいられない。

ようてい木育倶楽部

五感を使って、気付き、そして考える、豊かな人間性を育む「人づくり」、 森や木のことを学び、理解してもらいながら森林を維持する「社会づくり」を推し進めるのが木育の姿。 森や木を通して、持続可能な社会づくりに向けたお手伝いをすることが当倶楽部の仕事です。

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