11月2日、ライフスタイルサロンクリオライフスタイルサロン札幌において、「葉っぱのお弁当箱-フレキシブルパズル」のワークショップを開催しました。
これまでにもイベントで葉っぱのお弁当箱を制作してもらうことは行ってきましたが、1回あたりの定員が比較的少人数で行うワークショップがこのフレキシブルパズルにはお似合いだと考えていたところ、明和地所様と北海道コラボの木育ワークショップで実現することが出来ました。
近頃は子どもたちばかり相手のワークショップが続いていましたが、今回の参加者は大半が大人。久しぶりに大人相手のワークショップに気持ちの戸惑いはありましたが、結局やってもらうことは大人も子どもも同じ内容でしたね。
ワークショップの会場はゆったりした空間。これまでのイベント等ではあずましくない(北海道方言で落ち着かないという意味)場所が多かっただけに落ち着いた空間はこのワークショップにはピッタリでした。
木育ワークショップとしては、ただ単にものを作らせることだけでは何か不足していると思っています。これまでも少人数で行うワークショップの場合は、座学やお話しなどを前段階で行ってきましたが、今回は木の葉っぱのことをクイズ形式で考えてもらいました。
内容は4枚の抽象的な葉っぱの形のカードを参加者の皆さんに配って、本物の葉っぱはどの葉っぱの形かを当てていただくものです。本来なら夏場が良いのですが、11月に入り本物の葉っぱを採取するのが難しくなり少しばかり苦労しましたが、この方法がこのワークショップに向いていると思えば、そんな苦労は気になりませんね。
様々な葉っぱを見せながら、これと思うカードを上げてもらう。カードの特徴を理解しながら。結果は……
意外や意外、子どもの感覚に大人たちはビックリ。やっぱり子どもは純粋無垢で素直に物事を見る力がありますね。さらに感性も鋭いものを感じます。感性は社会の空気に触れれば触れるほど鈍くなりつつあります。いつまでも子どもの頃の感性を失うことなく生きていけると良いのですが。
さて、葉っぱのクイズを終え、いよいよフレキシブルパズルの制作です。思い思いの色で葉っぱの形のピースやパズルの枠に色を付けていきます。
この葉っぱのピースの特徴は裏側には樹種名が書いていること。少しで気に留めてもらえるように工夫しています。
葉っぱの図鑑も置いて、ピースの表側を塗ってもらうようにしていましたが、皆さん塗り方も色も違う。そしてパズルの枠の色も。今は幼稚園でも、小学校でも同じ色で塗らせているという話も聞かれます。色彩は感性の現れですから、束縛するのは如何なものでしょう。
色を付けたら完成ではありません。枠にピースを戻して初めて完成です。さて、フレキシブルパズルにトライです。
色を塗る前にはピースはきちんと枠に収まっていたので、戻らないということはないのですが、「塗装してピースが太った」とか「1つは入れなくてもいいの」、なんて言い訳をしながらピースを嵌めるのはなかなか滑稽ですね。
和気あいあいと皆さんがおしゃべりしながらピースを嵌め、完成者が出ると皆さんで拍手。
決してブレイクのつもりで演出した葉っぱのクイズではなかったのですが、皆さんが和みながらパズル制作を出来た効果はあったのかもしれません。
色も嵌め方も異なるパズルに不思議さを感じてもらい、楽しいひとときを過ごしていただきました。
最後は皆さんと一緒に記念撮影でこのワークショップを終了しました。
今回、このような機会を作っていただいた北海道庁さん、明和地所様、大変ありがとうございました。
このフレキシブルパズルは、昨年から制作を始めたもので、まだまだ多くの方に体験していただいている訳ではないです。
今後もこのような機会をいただきながら、このパズルの不思議さを体感していただければと思っています。
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